早速ですが、女性の皆さん!口臭ケアって何かしていますか?
基準値オーバー、男性の2倍!?
ブレス・ハザードプロジェクトが2019年に発表した「口臭白書2019」(資料はコチラ)には、男女214人(20~60代)を対象に実施した「口臭レベルの実態調査」の結果が掲載されています。
それによると、口臭測定器で口臭を測定したところ、男性よりも女性の方が口臭レベルの平均が高い結果が出ました!
こちらの表が、測定値と口臭の関係です。
測定値 | 口臭との関係 |
0-10 | 全くニオイを感じない |
10-30 | ニオイを感じない |
30-50 | ほとんど感じない |
50以上 | かすかなニオイを感じる |
60以上 | 何らかのニオイを感じる |
80以上 | 比較的ニオイを感じ、ときには特有のニオイを感じる |
100以上 | 強いニオイを感じる、症状がある者の寝起きのレベル |
さらにさらに。調査では、20~30代の「若年層」と40~60代の「中高齢層」に分けて、基準値をオーバーしている割合を調べてみたんです。
すると、
- 男性の「若年層」が7.4%
- 男性の「中高齢層」が9.3%
- 女性の「若年層」が11.5%
- 女性の「中高齢層」が24.1%
女性の中でも「中高齢層」で口臭レベルが高い人が多いことがわかりました!
さらに見落としてはならないのが、
女性の「若年層」で口臭レベルが基準値オーバーしている人の割合は、男性の「中高齢層」よりも多いということです!
口臭問題。もはや中高年男性の問題というより、女性の方がよりケアが求められるのかもしれません。
この調査はあくまで1つの調査にすぎませんが、驚きの実態がこの「口臭レベルの実態調査」では明らかになりました。
どうして女性の口臭?
口臭レベルの基準値オーバーは女性の方が多い…。
一体なぜなんでしょうか。
先ほどの実態調査が掲載されていた「口臭白書2019」には、歯周病予防の第一人者である若林健史氏のコメントも紹介されていました。
それによると、まず口臭は大きく2つに分類できるそうです。それがコチラ。
②「病的口臭」(呼吸器系や消化器系の病気などによるものもあるが、多くは歯周病など口腔内トラブルが原因)
②「病的口臭」については、「慢性的に発生し、知らず知らずのうちに周りの人に不快感を与え、自己流のセルフケアだけでは解消できず歯科医に通院して治療を受けることが必要となる」とも指摘しています。
「病的口臭」の多くは歯周病など口腔内トラブルが原因とされていますが、女性は、男性に比べて歯周病リスクが高いといわれているそうです!
歯周病リスクが高い原因は、女性ホルモン分泌量の変化が、口腔内の血液循環やプラーク中の細菌に与える影響によるものだそうです。
「実態調査で女性の方が口臭スコアが悪かったのも、この『女性特有の歯周病リスク』と少なからず関係しているのではないでしょうか」とコメントしています。
コメントとともに、ホルモンバランスの変化により、女性の歯周病リスクが高まり安い3つの時期も紹介されていました。それがこちら↓です。
→ホルモンバランスが変化しやすい時期。月経のたびに歯ぐきが腫れやすくなる
②「妊娠・出産期」
→女性ホルモンが細菌の一種プレボテーラ・インテルメディアの発育を促進、出血を起こしやすい状態に
③「更年期」
→更年期症状の一分症としてホルモンのバランスが崩れ、歯周組織が変化し、歯周病症状が悪化する恐れ
これらの時期は特に気をつけたいですよね。
身だしなみとしてのケアを…
中高年男性の問題だと思っていた口臭問題。
むしろ女性の方が関係のある問題になっているんですね。
口臭は自覚しない場合も多いので、なかなか気づかない女性も多いのではないでしょうか。
女性にとって、「くさい」のは死活問題!身だしなみとして、ケアしたいですよね。
口臭の原因によって、対策は変わってきます。先ほど登場した「病的口臭」の場合、歯科医院へ行く必要性があるかもしれません。
「生理的口臭」の場合、セルフケアで口臭が軽減されるかもしれません。口臭の原因によって、対策が異なりますが、女性の身だしなみとして、少しでも早く改善したいですね。
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